親に「ありがとう」を伝えたい。
伝えられている方は、最高です。
けれど、正面から言うのは照れくさい。
何を贈ればいいのかも、正直よくわからない。
そんなあなたには、私は「旅」をおすすめします。
なぜなら旅は、一緒に過ごす時間そのものが、最高のプレゼントになるからです。
このブログでは、私が実際に両親に旅行をプレゼントしてきた経験をもとに、親が心から喜んでくれる旅の始め方をお伝えしていきます。
Contents
①まずは「目的」を決める。親と、何を共有したい?
旅の計画で最初にすべきこと。それは「目的」を決めることです。
そうすることで、「何が成功か」わかりやすくなり、旅行先や内容の判断がうんとしやすくなります。
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誕生日や還暦など、記念日のお祝い?
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退職や病気の快復など、人生の節目を祝うため?
- 親に息抜きの機会を作ってあげたい?
- 最近あまり会えていない親との時間を取り戻すため?

たとえば、母の誕生日には「部屋食でゆっくりできる温泉宿」、
父の誕生日には「ちょっとだけアクティブな体験を入れる」など、想いのこもったプランが描けるようになります。
② 旅先は“自分の行きたい場所”ではなく、“親や家族が喜ぶ場所”
親に旅を贈るときに大切なのは、“親の視点”で選ぶことです。
たとえば…
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歩くのが得意じゃないなら、坂道の少ない街や送迎付きの宿を
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人混みが苦手なら、平日も交えた旅行日程にする
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食事制限があるなら、宿に事前に連絡して対応可能か確認
親が「楽しめた」と思える旅は、身体的にも、精神的にも、安心できる環境に包まれていることが大前提です。
正直選択肢は狭まりますが、それ以上に親が落ち着いて過ごせたことの価値は大きいです。

③ 交通・宿泊は「コスパ」より「心の弾み」で選ぶ
旅の予算は大切ですが、親・家族を喜ばせる今回の旅では価格よりも心が弾むことを重視したいところ。
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乗り換えが多いと不安→なるべく直行便やタクシー活用を
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朝早い出発がしんどい→1泊余分にとってゆったりスケジュールに
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宿でゆっくりしたい→部屋食・貸切風呂などプライベート感重視
ちょっとした話ですが、かつて親を焼肉の食べ放題に連れて行ったとき、お店のプランの中で中レベルのプランを選びました。
もちろんお肉はおいしいですが、終盤に隣のテーブルでは「高」プラン限定のデザートメニューが。
そのときの家族の「自分たちは頼めない」という空気が、とても悔しく残っています。
そこから私は、予算は定めつつ、最大限、家族が喜ぶプランを選ぶようにしています。
④ 「思い出に残る瞬間」はいつだろう
きっと親や家族は、みんなで旅行することだけでも、十分それぞれの記憶に残ることでしょう。
それでも企画する側としては、何かしないと、、、と焦ってしまう気持ちもあるのではないでしょうか。
けれど、大がかりなことをしなくても、感謝はちゃんと伝わります。
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旅先で撮った写真をプリントして渡す
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お揃いの小物をこっそり買っておいて渡す
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帰り道、「今日はありがとうね」と伝えるだけでも十分
親は、子どもが自分のために考えてくれたことに何より喜びます。
旅先で買ったちょっとしたキーホルダーでも、親は大切に使っています。
⑤「旅の後」こそ、最高のプレゼントになる
旅は“終わってから”も続いています。
思い出せることが、親にとっての宝物。
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写真をLINEで送る
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旅行で撮った動画をショートムービーにして渡す
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次の旅行の話を軽く振ってみる
特別なことは何もいりません。
思い出を“残していく”ことも、プレゼントのひとつです。
旅は、親にも、自分にも、心満たす時間になる
「ありがとう」って、言葉でなくても伝わります。
親と同じ景色を見て、同じごはんを食べて、
ふとした瞬間に見せてくれる笑顔——
それが何よりの証です。
あなたもぜひ、一歩ふみだしてみてください。
その一歩が、親にも、そしてあなた自身にもやさしい時間になるはずです。
プレゼントは、想い出の時間。
親に旅を贈ることは、未来の自分に後悔を残さないという、
もう一つの“ありがとう”のかたちです。