旅を贈る魅力って、こういうことなのかもしれません。
はじまりは、私のたった一言でした。
「北海道、行きたいな」
そう言ったのは、たしか居酒屋での他愛もない会話の中だったと思います。
特別な意味はありませんでした。
ただ、大学時代に卒業旅行も一緒に行った友人と久々に会い、今年はまたあのいい思い出を更新したいという欲求がポロっと出ただけでした。
でも、あの場にいた友人は、本気でそれを拾ってくれた。
冗談のような一言を、「よし、じゃあ行くか」と現実に変えてくれた。
気づけばプランが立ち、宿が決まり、飛行機が予約されていた。
その速度と熱量に、驚きと、そして静かな感動があった。
まだ旅は始まっていないのに、もう“何かをもらった気持ち”になっているんです。
だからこのタイミングで、旅のはじまりと今の気持ちを書いておきたいと思います。
Contents
プレゼントを“贈る側”じゃなく“受け取る側”になった旅
このブログでは、誰かに「旅行を贈る」ことをテーマにしています。
大切な人に旅を企画するって、その人の生活・人生を豊かにするギフトだと思うし、自分自身がワクワクするからです。
でも今回ばかりは、立場が逆でした。
僕が「贈った」のではなく、
友人が僕に、“旅”をくれたのです。
お金の話でも、主催者が誰かという話でもありません。偶然、年齢が同じで、運命的に大学が同じで、奇跡的に卒業してもまだ関係を作ってくれている仲間が、「一緒に旅行を楽しみたい」って思ってくれる気持ちの部分です。
行きたいとつぶやいた僕の言葉に乗っかって、動いてくれた。宿を探し、ルートを考え、僕らの楽しさを想像して準備してくれた。
その気持ちが、何よりもうれしい気持ちにさせてくれます。
大学時代からの、あの「ちょうどいい距離感」
この旅を企画してくれた友人たちは、大学時代からの仲間です。
毎日つるんでいたわけじゃないけど、同じ時間を過ごしていた。
それぞれが忙しくても、「会えば昨日の続きができる」ような関係。
大学を卒業してから、それぞれが人生の価値観も、お金の感覚も、生活リズムも変わりました。
私の良いところも、面倒くさいところも知っている人だと思います。
それでも連絡を取り合い、気軽に会える関係が続いているのは、本当に恵まれたことだと思っています。
この「気を遣いすぎないけど、大事にしてる」感じ。
だからこそ、今回の旅が成立したのかもしれません。
僕が言った一言に、
「あ、それいいね。行こうか」と即答してくれる関係性。
そんな人が人生にいることが、どれほどありがたいことなんでしょうか。
なぜか、旅の前に感謝したくなった
まだ旅に出ていないのに、僕はすでに「ありがとう」と伝えたい気持ちでいっぱいです。
自分の小さな願いを、実行に変えてくれたこと。
「今のうちに書いておかなきゃ」って思いました。
LINEのグループでは、サクサクとアイデアを出してくれた!
旅って「終わったあとに良かったね」って言うことが多いけど、今回に限っては、始まる前から感動してしまいます。
旅って、何かをしなくても、特別なことになる。
旅を企画する、と思うとハードルを感じられることもあります。
でも実は、旅って目的地とそこまでの交通手段を決めてしまえば、あとは勝手に想い出をつくってくれるものです。
想像できないことはもちろん、普段の生活では話さないことを、誰かと並んで歩きながら、ふと口に出せたりする。
目の前の絶景よりも、そのとき一緒にいた誰かとの会話のほうが記憶に残ってたりする。
だから、来週に迫る北海道旅行は、確実に特別なことになる。
特別なことが来週に訪れることが確定している今、それだけで幸せな気持ちになります。
こんなLINEも
楽しみにしていること、全部書き出してみる
旅行って楽しみポイントが多すぎますよね。
一人で行くときと家族で行くとき、友人と行くとき、恋人と行くときで全部違います。
旅行で楽しみなこと、書き出してみた!
- 旅行当日、LINEで予定の確認やいつ頃集合場所につきそうか、とかの連絡をし合っている感じ
- 空港で合流するまでの電車内で、ひとりでワクワクする時間
- 空港についてチェックインカウンターで、しゃべりながら待つ時間
- 搭乗ゲートの前のベンチで、出発を待つ時間
空港まででこんなにも・・・・
- 空港についてから、頼りになる友人がレンタカー屋を探してくれること
- 車の中でボケながら、観光地に向かうシチュエーション
- 3人でホテルの部屋に入る瞬間
- ホテルで朝食会場に向かう道中
- 夜食に近くのラーメン屋に行く感じ
待って。これ、キリがない。。
でもこれらはどれも、観光地情報じゃないですね。
でも僕にとっては、これが今回の旅の核心なのではないか、と思います。
この旅が終わったあと、何を感じるのか
今はまだ、旅行は始まっていません。
でも、たしかに心は動いています。
この旅行を終えたあと、僕はどんなことを思って、何を大事にしたくなるだろう。
どんな風に、次は僕が誰かに“旅”を贈りたくなるのだろう。
それをちゃんと言葉にして、またこのブログで綴りたいと思っています。
最後に、これを読んでくれたあなたへ
もしあなたにも、「ちょっと最近会えてないな」っていう友達がいるなら──
試しに、こんな言葉を投げかけてみてほしいです。
「〇〇行かない?」って。
それは、一生の記憶に残る想い出旅のはじまりになる魔法の一言かもしれないから。
📌続編はこちら(公開後リンク予定)2025年8月
あとがき(読者・友人への向けたメッセージ)
このブログは、もともと「誰かに旅を贈る」ことがテーマです。
でも今回の旅を通して、僕は“贈られる”側になることの温かさを知りました。
このページが、読んでくれたあなた自身の「旅を贈るきっかけ」になったら、嬉しいです。