両親へのプレゼント、次は何にしよう?
モノも良いけれど、「旅行」をプレゼントするのは特別なサプライズになります。
「モノより思い出を贈りたい」という子世代も増えており、実際に多くの親御さんが「旅行のプレゼントは思い出に残って嬉しい」と感じています。
日常を離れてゆったり過ごす時間や、新しい体験をプレゼントできる旅行ギフトは、心に残る贈り物になります。
そこでこの記事では、両親に喜ばれる旅行プレゼントの方法3選を、メリット・デメリットや具体例とともにご紹介します。実践しやすい方法ばかりなので、かなり参考になるのではないでしょうか。
Contents
両親に旅行をプレゼントする主な方法3つ
両親への旅行プレゼントには、大きく分けて以下の3つの方法があります。
① 旅行カタログギフトを贈る
② 旅行用ギフトカードを贈る
③ 自分で旅行を予約して贈る
以下でこの3つの方法について、メリット・デメリットや向いているケース、具体的な進め方を詳しく見ていきましょう。
【方法1】旅行のカタログギフトを贈る
旅行のカタログギフトとは、冊子やカードにまとめられた旅行プランの中から、受け取った両親が好きな旅を自由に選べるギフトです。

贈る側がカタログのコース(金額)を選んで購入し、両親はその中から好みの宿泊プランや体験を申し込む形になります。
有名温泉旅館のペア宿泊券や日帰り旅行、グルメ体験などが一冊に詰まっており、自分で行き先を決めたいご両親にもピッタリです。
🎁 メリット(旅行カタログギフト)
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好きなプランを選べる自由度
両親が自分で行き先や日程を選べるため、「せっかく贈ったのに好みじゃなかった…」という心配がありません。旅行雑誌を眺めるような感覚で、二人で相談しながら旅を選ぶ時間も楽しんでもらえます。
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豊富な選択肢
日帰り温泉から贅沢な宿泊プランまで、カタログにはプロが厳選した多彩な旅行プランが収録されています。 -
予算に合わせやすい
カタログは価格別にコースが分かれており、1万円台~数十万円台まで予算に応じたギフトを選べます。贈る側の予算内で無理なく用意できる点も魅力です。 -
旅行以外の選択肢もOK
旅行カタログによっては、旅行プランに加えてグルメや雑貨などが選べるものもあります。もし「やっぱり旅行の予定が合わない」という場合でも、他の体験や商品に交換できる柔軟さがあります。
⚠️ デメリット・注意点(旅行カタログギフト)
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交通費は含まれない
カタログのプラン内容には基本的に現地までの交通費は含まれていません。例えば宿泊券が当たっても、旅館までの新幹線やガソリン代は別途必要です。
そのため、後述するギフトカードを併せて贈るなど、交通費サポートの工夫をすると親切です。
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有効期限がある
カタログギフトには利用できる期限が設定されています。多くは発送日から半年程度ですが、商品によって異なります。ご紹介する人気の「JTBたびもの撰華」では発送日から1年間利用可能など比較的ゆとりがあります。贈る際は有効期限を必ず伝え、早めに使ってもらうよう促しましょう。
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申し込みの手続き
両親世代にはカタログからWebで申し込む手続きがやや負担に感じる方もいます。この後ご紹介するものはハガキもあるので安心です。申し込み方法を一緒に確認したり、必要なら代わりに申し込みをしてあげると安心です。
こんな方におすすめ
- 旅行先や日程の希望がはっきりしていない場合
- サプライズ感と自由度を両立させたい場合
- 両親が旅行好き・雑誌好きな場合
「どんな旅行を贈ればいいか分からない」「喜ぶプランを自信もって選べない」という方は、まずカタログギフトを検討すると失敗が少ないでしょう。

【方法2】旅行用ギフトカード(旅行券)を贈る
次に、旅行代金に使えるギフトカードをプレゼントする方法です。
ギフトカードとは、簡単に言えばお金の代わりに使えるプリペイドカードや商品券のこと。
ホテル宿泊や航空券の支払い、旅行予約サイトでの決済などに利用できます。両親に行き先や日程を自由に決めてもらいたい場合や、「形に残るものより費用サポートをしたい」という場合に適した方法です。
🎁 メリット(旅行ギフトカード)
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用途が自由・実用的
ギフトカードの最大の利点は使い道の自由度です。受け取った両親が好きなタイミングで好きな旅行に使えるだけでなく、残金があれば現地でのお土産代や外食などにも充てられます。「何を贈れば喜ぶかわからない」時にもぴったり。
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交通費や宿代にも使える
特定の旅行商品に縛られず、交通チケットや宿泊予約の支払いにも充当できます。例えば、新幹線チケット代に使ったり、旅行サイトで宿を予約するときに充てることも可能です。
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贈りやすい
カード形式やデジタルコードで渡せるので、離れて暮らす両親にも送りやすいです。また、商品券のように現金ほど生々しくなく、プレゼントらしさも演出できます。
⚠️ デメリット・注意点(旅行ギフトカード)
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金額が明確に分かる
カタログギフトと異なり、ギフトカードは額面(金額)が伝わるため、受け取る側が気を遣う可能性があります。「こんなに貰って悪いわね…」と遠慮されないよう、「旅行の足しにしてね!」と一言添えるなど配慮しましょう。
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プレゼント感が薄い場合も
カードや券はシンプルな分、プレゼントとしては地味に感じる方も。綺麗な封筒やメッセージカードを添えて渡す、花束に添える等の工夫で「贈り物感」を出すと良いでしょう。
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使える場所・有効期限を確認
ギフトカードによって使える店舗・サービスが限定されています。例えばHISや楽天など旅行会社発行の旅行券はその会社の店舗やサイトでしか使えません。また多くは有効期限が数年以内に設定されています。「どこで使えるか」「いつまで使えるか」を事前に確認し、両親にも伝えてあげましょう。
こんな方におすすめ
- 両親に旅行プランを任せたい場合
- サプライズで日時を決められない場合
- 他のプレゼントに添えて贈りたい場合(カタログギフトの交通費としてなど)
【方法3】自分で旅行を予約してプレゼントする
最後は、子どもであるあなたが旅行プランを手配して贈る方法です。
両親の希望を聞きつつ、旅行代理店や予約サイトを使って具体的な宿や交通手段を予約してプレゼントします。「親は旅行したがっているけど、自分で予約するのは面倒がっている」「特別な記念日なのでサプライズで旅を企画してあげたい」といった場合に最適です。

🎁 メリット(代理予約して贈る)
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細かい要望に沿った旅をプレゼントできる
カタログやギフト券ではカバーしにくい細かな希望にも対応できます。例えば「昔行きたがっていた温泉地に連れて行ってあげる」「足が悪いから駅近の宿を選ぶ」など、親の状況に合わせてプランをカスタマイズ可能です。
かっぱらサプライズのセッティングもできちゃいます -
交通チケットも含めて贈れる
旅行予約サイトのパッケージツアー(交通+宿泊)を利用すれば、新幹線や飛行機代もまとめて予約・支払いできます。宿泊券+ギフトカードの組み合わせと同様に、移動費まで含めたフルパッケージのプレゼントができます。
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受け取る側の手間ゼロ
旅程の調整や予約の手続きを子ども側で済ませるので、両親は「行くだけ」でOK。ネットや予約が苦手な親御さんにも喜ばれますし、「全部セットされていて楽だった」と感謝されるケースも多いです。
⚠️ デメリット・注意点(代理予約して贈る)
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準備に手間と時間がかかる
贈る側がプランニング・予約を行うため、他の方法に比べ準備労力が必要です。計画好きな人にはやりがいがありますが、忙しい方はカタログ等の方が無難かもしれません。
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両親の予定を把握する必要
サプライズで計画したものの両親の都合が合わないと困ります。事前に「◯月ごろ旅行でもどう?」と打診するなどの根回しは必須です。
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好みと違うリスク
行き先や宿が親の趣味に合わない可能性もゼロではありません。「せっかく予約してくれたから…」と我慢させては本末転倒なので、迷ったら本人たちに行きたい場所を聞いてしまうのも手です。
こんな方におすすめ
- 両親の希望する旅行がはっきりしている場合
- 節目のサプライズに特別感を出したい場合
- 自分も一緒に親孝行旅行したい場合
予約手配の進め方
1. 希望のリサーチ
まずは両親にそれとなく「今度どこか旅行したい所ある?」と聞いてみましょう。
行きたい地域や時期の希望、アクティブよりのんびり派か等、好みを探ります。
2. プランニング
希望を基に旅行先・日程を決定します。予算もここで検討しましょう。
両親2人分の旅費相場は宿泊旅行なら5~10万円、日帰りなら2~5万円程度が目安です。無理なくプレゼントできる範囲でプランを組み立てます。
3. 予約手続き
インターネットの旅行予約サイトを使うと便利です。
例えば楽天トラベルやじゃらん、JTBや日本旅行など大手サイトでは、宿と交通をセットにしたお得なパック予約が可能で手軽です。パッケージツアーを利用すれば移動も宿も一括手配でき、初心者でも簡単に予約できます。
予約時は宿泊者名を両親の名前で登録するのをお忘れなく。
4. プレゼントとして渡す
予約が完了したら、旅程表やチケット類を用意します。
郵送で届くチケットは綺麗な封筒に入れ直す、オンライン予約なら自作の旅行券(行き先と日程を書いたカード)を作って渡すなど工夫しましょう。
くわしくプランの立て方を知りたい方はこちら!
両親に喜ばれる旅行プレゼント例
旅行プレゼントは贈るシーンによっておすすめの内容や予算が変わってきます。
ここでは具体的なシチュエーションごとに、どんな旅行ギフトが喜ばれやすいか実例を紹介します。
📅 還暦・退職祝い
60歳前後になると体力的な負担を考えて長旅を敬遠する方もいます。還暦祝いや定年退職のタイミングには、気軽に行ける近場の旅行をプレゼントするのがおすすめです。
例えば日帰り温泉ツアーや近隣県への1泊旅行などが喜ばれます。
メモ
「旅行カタログ」を贈れば、宿泊だけでなく日帰り入浴プランからも好きに選べて◎。
【予算目安: 2人で2~5万円程度が目安です】
この年代には旅行カタログギフトやギフトカードが特に向いています。
自由度が高く、「体調が良い日を選んで行ってね」というスタンスで贈れるためです。後日ゆっくり選んでもらい、行く前からワクワクを味わってもらえるでしょう。
💐 父の日・母の日
毎年訪れる父の日・母の日には、感謝の気持ちを込めて癒しの温泉旅行を贈るのが人気です。
普段忙しいご両親には、エステ付き旅館や貸切風呂のある宿などのんびりリフレッシュできる旅が喜ばれます。
メモ
このシーンではカタログギフトで温泉宿の宿泊券を贈る方法がおすすめ。
【予算目安: 2人で4~8万円程度】
母の日に温泉カタログを贈ったところ、「どの宿にしようか選ぶのが楽しくて、結局有名旅館に決めて大満足だった!」ととても喜んでもらえました。
さらに交通費としてVisaギフトカードも添えたので、現地でのお小遣いにしてもらえました。(結局、私たち子どもへのお土産に使われましたが・・)
時間の都合が合えば、一緒に旅行に出かけるのも素敵です。プレゼントとして宿を予約し、「今度の週末、一緒に温泉に行こう!」と誘えば、何よりの親孝行になるでしょう。
🎂 結婚記念日・特別な誕生日
銀婚式・金婚式や古希・喜寿など、両親にとって特別な節目の記念日には、普段より贅沢な旅行をプレゼントするのも良いでしょう。
憧れの高級旅館や高原リゾートホテル、ちょっと豪華なクルーズ旅行など、非日常を味わえる旅が思い出に残ります。
メモ
このような特別な機会には、高額コースの旅行カタログやラグジュアリーホテルの宿泊予約が候補になります。
【予算目安: 2人で7~10万円以上(内容に応じて)】
カタログでは味わえない細かなリクエスト(アニバーサリーケーキや花束の手配等)も、直接予約なら可能です。
🎓 初任給や節目のボーナスでの感謝ギフト
「初任給で何か親にプレゼントしたい!」という新社会人の方もいるでしょう。高価な旅行を贈るのはハードルが高いかもしれませんが、日帰り旅行や一泊旅行をプレゼントすることは十分可能です。ポイントは無理のない範囲で計画すること。
例えば、地元から電車で1~2時間の温泉街に一泊旅行をプレゼントしてみてはいかがでしょう。
宿泊代を子どもが負担し、交通費は親御さんに出してもらう形でも立派な贈り物です。
初めてのプレゼントなら、気持ちが一番大事です。予算が少なくても「〇〇の温泉に行ってきてね」という気持ちを伝えれば、両親はきっと喜んでくれるでしょう。必要に応じて兄弟姉妹とお金を出し合ってプレゼントをグレードアップするのも一案です。
【失敗しない!】プレゼント成功のための注意事項
最後に、両親への旅行プレゼントを成功させるために押さえておきたいポイントをまとめます。
➤ 事前に体調・予定を確認する
サプライズも大切ですが、まずは両親が安心して、安全に楽しめるかを確認しましょう。
持病や足腰の状態によって無理のない旅程を考えることが大切です。
➤ 欲しいもの・行きたい場所をリサーチ
プレゼント選びは相手のニーズを知ることが一番。
旅行の場合も同様で、事前に「〇〇行ってみたいなー」と言っていないか、それとなく聞いてみてください。どんな形にせよ、「親が本当に望むもの」を意識すれば失敗は避けられます。
➤ 有効期限や予約方法を伝える
ギフトカードやカタログにはそれぞれ使用期限や利用方法があります。
渡す際に「これは来年〇月まで使えるから、それまでに予約してね」「このカードは〇〇で使えるよ」と丁寧に説明しましょう
以上のポイントを押さえて準備すれば、きっとご両親に心から楽しんでもらえる旅行プレゼントになるはずです。
旅行プレゼントで人生最高の思い出を贈ろう
物のプレゼントも嬉しいものですが、旅行という体験ギフトは格別の思い出を両親に贈ることができます。
子どもからの「旅のプレゼント」は、単なる観光以上に「感謝」や「親孝行」の気持ちが伝わる贈り物です。「あの時○○に連れて行ってもらったね」と、きっと何年経っても語り合える思い出になるでしょう。
ご両親の性格やお二人のライフスタイル、そしてあなた自身の予算や準備しやすさに合わせてベストな方法を選んでみてください。
いずれの方法でも、「両親に楽しんでもらいたい」というあなたの気持ちが一番大切です。きっと心から喜んでもらえますよ。